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【インタビュー】ブラジルからの逆輸入を目指す赤塚京介の挑戦

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赤塚京介選手
(写真:FC大阪時のFW赤塚京介)photo:Shirai Seiji

FC大阪に練習参加していた、ブラジル人選手の代理人が1人の日本人ストライカーに目をつけた。「彼はブラジルで通用する可能性を秘めている」そう評価されたのが、ブラジル・カステロフットボールクラブに期限付き移籍した、FC大阪FW赤塚京介。
2014年に大阪商業大学からFC大阪に新加入した赤塚は、この1年で精神面からプレーの質まで大きく成長した。出場機会に恵まれなかった昨年を振り返り、「この1年は色んな方に出会えて、いろんなプレーを学ばせていただきました」と語った。夢へのステップアップとしてブラジル移籍を選択した赤塚に、ブラジル移籍の経緯や今後の夢について話を聞いた。

‐いつ頃にブラジル移籍の話があった?
赤塚:12月の初旬に、話は聞きました。海外志向は元々あったので、迷いはなくすぐに行きますと返事をしました。

 

‐ブラジルに渡るにあたって不安はない?
赤塚:FC大阪で試合に出ずに行くのは、大丈夫なのかなという気持ちはありました。話が具体的になるにつれて、不安になりましたが今はやってやろうという気持ちしかありません。

 

‐ブラジルサッカーについてどんなイメージを持っている?
赤塚:まだあまりイメージが湧かないです。ヨーロッパのサッカーだと目にすることも多いですが、ブラジルのサッカーリーグは日本であまり報道されない。さらに自分が移籍するカステロはサンパウロやリオ・デジャネイロから少し離れた田舎にあるので、あまり情報がありません。

 

‐言葉の壁などがあると思うが。
赤塚:日本語の通訳などはいません。代理人が日本語を話せるぐらいです。でも今本を見たりして懸命に覚えています。

 

‐FC大阪で過ごした1年はどう受け止めている?
赤塚:本当にチームに恵まれたなと思っています。このチームに入ってなければこのようなチャンスも巡ってこなかったですし、先輩方が本当によくしてくれました。岳登さん(DF近藤岳登)や康太さん(FW菅原康太)には特にお世話になりました。2人にはサッカーに通じる良い意味でのチームの盛り上げ方を教えてもらうこともできました。感謝しかないですね
‐またFC大阪でやりたいという気持ちはある?
赤塚:もちろんあります。吉澤会長から「大きくなって帰ってきて欲しい」と声をかけていただきましたし、絶対に中途半端なままではダメだと思います。

 

‐具体的にどのようなところを伸ばしたい?
赤塚:まず自分はポストプレーや、体を使ったプレーが得意なので、その部分は磨きをかけたいと思います。FC大阪にもブラジル人選手はいましたが、やっぱり足元がうまかった。向こうに行ったらそんな選手がゴロゴロいると思いますし、そういったところをどんどん盗んでいきたいと思います。

 

‐この1年で技術的にも自信を持てた部分はある?
赤塚:昨春にあった京都サンガF.C.との練習試合です。ヘディングでゴールを決めた時に、自分のこういったプレーは通用すると感じました。

 

‐逆に難しさや苦労もあった?
赤塚:試合に出ていない時、コンディションを整えることや、試合勘をなくさないようにするのは難しかったです。でも先輩方に試合に出れない時のモチベーションの保ち方も教えていただきました。あと状況、状況でプレーの切り替えが今までとは違いました。慣れるのにも時間はかかりました。

 

【次ページ】これまでにないタイプの日本人ストライカーを目指す。


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