昨年の12月2日に統合が発表され、誕生した鹿児島ユナイテッドFC。鹿児島初のJリーグクラブ誕生を目指すクラブの代表には、FCKAGOSHIMAの徳重剛代表が就任した。今回徳重代表が、新シーズンへの意気込みや、鹿児島サッカーに対する想いなどを語った。
-今シーズンからJFLに挑戦となりますが、今の率直な気持ちは?
徳重剛代表(以下、徳重代表):やっと鹿児島のサッカーが動き出すかなという気持ちです。元々私はFC KAGOSHIMAで代表を4年間務めていましたが、鹿児島サッカー教員団の頃から50年以上の歴史を持つヴォルカ鹿児島さんと合流することになり、今までこの2チームに関わってきた色んな人たちの目標であった、Jリーグに向けての第一歩であるJFL昇格を達成出来たので、この勢いでJリーグまで上がっていければなと思います。
-2チームから選手が合流しましたが、うまく融合が進んでいる?
徳重代表:2チームでスタメン出場していた選手を中心にチームを構成しているので、強くなっているのは間違いないと感じています。選手同士は知っている選手が多いので、仲良くなるのは早かったですね。
-サポーターの反応は?
徳重代表:まだ公式戦を迎えていないので、どういった応援をするのかなどは模索中だと思います。楽しみにしてくれているのはひしひしと感じています。
-Jリーグのクラブと練習試合を数試合行っていましたが、何か掴んだものはある?
徳重代表:まだ手探りの状態だなというのは見て取れますけど、初戦よりも2戦目、2戦目よりも次の試合と、良い感じに仕上がってきていると感じます。あとはどれだけクリエイティブにサッカーをするかというところですね。そこは練習でもレベルアップできますし、開幕してからも調整できますのでこれからだと思います。
-Jリーグへの道筋も見えてきたと思いますが?
徳重代表:選手たちは頑張って試合に勝って、優勝を目指してもらって、フロントは運営の体制として審査が認められるように頑張るだけです。準備が整い次第、申請は行っていこうと思います。Jリーグさんと話をして不備があれば補っていくようにしていきます。
-鹿児島初のJリーグクラブに近づいてきましたね。
徳重代表:本当はJリーグクラブであろうが、JFLであろうが、全国リーグに変わりはないですし、より高いレベルのサッカーをどう作り出すかだけなのですが、ただJリーグのほうが県民の皆様に興味をもってもらえますし、できることが増えると思います。
-最後にサポーターへ向けてメッセージをお願いします。
徳重代表:子どもたちがトップレベルの環境を、毎週のように見ることができる環境がやっと整ったと思うので、今後いろんな微調整をしながらクラブを作っていければと考えています。チーム優勝を目指して頑張りますし、できる環境は整ったと思います。あとはフロントとして、安定したクラブ経営ができるように頑張っていきますので、ぜひ会場に足を運んで楽しんでいただければと思います。応援よろしくお願いいたします。
(取材・文:澤田ゆうき)